もしきみが出かけた先で、
転んで泣いてる子がいたら、どうする?
「大丈夫だよ」って、優しく声をかけてあげるかもしれないね。
泣き止むまでそばにいてあげたいって思うかもしれない。
実際に出来なくてもいいんだよ。
そういう優しい気持ちがあるなら。
きみの一番近くにいる、きみの一番大事な人にも、そうしてあげてほしいんだ。
それはね。
「きみ自身」だよ。
自分が、つまずいて失敗して落ちこんでいるとき。
きびしい言葉で自分に追い打ちをかけていないだろうか。
たたくんじゃなく、優しくなでて。
責めるんじゃなく、ゆるしてはげまして。
転んで泣いてる子にするように、力づけてあげられたらいいな。
「大丈夫だよ。こわくないよ。もう痛くないよ。治るまでそばにいてあげるよ」
って。
自分に優しくするとどうなる?
優しくされたら、弱くなってしまうんじゃないかって思うかい?
逆なんだよ。
優しく力づけてもらうことで、人は、強くなる。
認められて、はげまされたら、元気になる。
だから、安心して優しくしてあげてほしい。
きみの大事な人に。
きみ自身に。




