じゃあ、なにを、どうすればいいのか?
もちろん、誰がどんなふうにいじめられているのか、
そして、それを見ている、きみがどんな性格なのかで、
ぜんぜんちがってくる。
このイジメサバイバルでは、
心優しい、内気な、はずかしがりやな子にもできること、を
一緒にかんがえていこう。
まずは、イジメられているのが、男子の場合だ。
イジメられていたって、男にはプライドがある。
だから、「かわいそう」がらないでほしい。
もし、イジメられて服をぬがされたり、いたずら書されたり、
キズになっていても、
見なかったふりしてほしい。
かわいそうな目で見られるほど、みじめなことはないんだ。
普通にしていてほしいんだ。
ムシされるのはつらい。
逆に、かわいそうがられるのもつらい。
だから、ほかのクラスメイトにするのと同じように、
あいさつしたり、
声をかけたり、
できればそのとき、ニッコリ笑ってくれたら、
もっとうれしい。
ふつうに。
ふつうにするのって、とてもむずかしいことだと思うけれど、
内気で、はずかしがりやでも、
イジメられている人の心の痛みがわかる子なら、
きっとできると思うんだ。
これは男子の場合だよ。
女子の場合は明日につづく。