親は子供より先に死ぬ。
子供は親がいなくなってからも生きる。
親の役目は、親がいないあとも、子供が生きていけるようにすること。
子供が自分で生きていけるようにすること。
すべてはそのため。
学校に行くか行かないかなんていうのは、枝葉のことだ。
どんな形ででも、自分で生きていけるようになればいい。
人はひとりでは生きていけないから、誰かに助けてもらいながら、誰かを助けながら、人と関わりあいながら、つらいことをのりこえ、ときには歯をくいしばってでも、与えられた命を生ききる。
誰かと喜びをわかちあい、ささやかな毎日を楽しみながら。
できれば、その最後の日に、生まれてきて良かったと思えるような人生を。
親がいないあとも過ごせるようにすることが、親のお役目。