「あの人はズルい」と思う時。
イライラするし、苦しい。
ズルいと思う気持ちは、自分も相手も傷つける。
気持ちを切り替えるために、まずはあの人が、本当にズルいのかどうか考えてみよう。
悪いことをしてるのかどうか、だよ。
勉強ができてズルい。
カンニングしたなら、ズルいよ。
先生にヒイキされてるのもズルい。
でも、がんばって勉強したのならズルくないよな。
どっちだろう?
お金を持っていてズルい。
盗んでお金持ちになったなら、ズルいし、悪人だ!
安物を高く売ってお金もうけしてたら、ズルい。
でも、お金持ちの家に生まれただけなのだったら。
その人は悪いことをしているかな?
どんな家に生まれるかは選べないよな。
モテてズルい。
ウソをついてモテてるならズルいよ。
でも、もともと美形で、モテてるのはその人が悪いのかな?
ズルいって思う相手が、悪いことをしているなら、本当にズルいよ。
それは良くないって、相手に言ってもいい。
警察や弁護士に相談するほうがいいこともある。
ひとりでは立ち向かえないような、場合はね。
でも。
相手が少しも悪くないこともある。
それでも、ズルいって思ってしまうこともある。
不公平だって、思うんだよな。
相手とくらべて、自分はって。
そう思うのは人として、とても正直だ。
正直なことはいいことだよ。
そして、それは、「ズルい」じゃなくて、「うらやましい」ってことだよ。
勉強ができる人がうらやましい。
お金持ちがうらやましい。
モテる人がうらやましい。
勉強ができるAさんがズルいんじゃない。
わたしがAさんを、うらやましく思ってる。
お金持ちのBさんがズルいんじゃない。
わたしがお金持ちのBさんをうらやんでいる。
わたしが、ぼくが、オレが。
うらやましいって思ってる。
そう思えば、相手を憎まなくていい。
うらやましいっていう気持ちは、自分が成長するための強い原動力になるからね!
うらやましいは、やましくない。
今度もし、ズルいって思ったら、その人が本当にズルいのか考えてみようね。




