心配性を直したいきみへ

心配性なきみ。
大胆で怖れ知らずで、はじめてを楽しめる人がうらやましいと思うんだね。

でも。
心配性は欠点じゃないよ。
心配性な人は、とても大事な、必要不可欠な存在だ。

人類は、何万年も何百万年もかけて進化してきた。
家族や群れの中で心配性な人が一番最初に危険を発見し、危険を知らせ、みんなを救ってきた。
心配性っていうのは、生きてく上でとても大事な、みんなの役にたつ役割なんだ。

心配性な人がうらやましがる、大胆で怖れ知らずで、はじめてを楽しめる人っていうのは、毒ヘビに手をだしてかまれたり、むちゃして怪我したり、なんの準備もせずに冒険に出てそのまま行方不明になったりするんだよ。
多分、そういう人が、はじめて納豆を食べて「おいしい!」って発見したんだろうね。
そのまえにきっと何回もお腹をこわしてるだろうけどね。

心配性は直さなくていい。
でも、心配性でドキドキしたり眠れなかったりするのは、こまるよな。

だから、心配性マニュアルを作ろう。
はじめての場所に行くときは、早めに出る。できるならその前に1回行っておく。
ミスしないか心配なら、チェックリストを作る。
忘れ物が不安なら、予備を用意する。
心配で眠れないときに読む楽しい本や、気分転換になる動画を用意しておく。

こうすれば大丈夫だったという経験から、自分なりの心配性マニュアルを作るんだよ。

そうすれば心配性のエキスパートになれる。
その心配性は、きっとみんなの役に立つ。

だからこそ、心配性の遺伝子は、ずっとずっと生き残ってきたんだよ。

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この記事を書いた人

「フリースクールの先生をしてる、マナコだ!
28歳! 独身! 男!
言いたいことはひとつだけだ!
オレの生徒は、死なせない!
なにがあっても! 絶対に!
君ももちろん、オレの大事な生徒だ!」

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