春は出会いと別れの季節。
「あの人どうしているかなあ」と思ったら、
手紙を書こう!
メールでもメッセージでもラインでもなく、手紙。
その人を思う気持ちが、伝わるよ。
手紙の作法がわからないという人も多いだろう。
どうして、めんどうな手紙の作法があるのか?_
作法っていうのは、お互いを知らないときに、どういう人なのか知る助けになるんだ。
だから、はじめての人や、あまりよく知らない人に出すときには、作法も大事だ。
だけど、親しい人に出す手紙なら、作法なんて考えなくていい。
なにをどんなふうに書いてもいい。
手書きの文字、それだけで十分気持ちはつたわるよ。
先生や年上の人に出す場合の「書き出し」の言葉の例をあげておこう。「拝啓」などの頭語+季節の挨拶+相手の状況をたずねる言葉、だ。
いくつか例を出しておくから、このまままるっと使っていいよ。このあとに続けて、「わたしは〜」と自分のことについて書くんだよ。
「拝啓。春のおとずれを感じる今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。」
「拝啓。今年はいつもより早い春休みとなりました。○○先生は、お変わりなくお過ごしでしょうか。」
「拝啓。春の花が咲き始めました。皆様、お元気でお過ごしのことと思います。」
「拝啓」ではじめた場合は、最後に「敬具」と書く。
でも、最後にもう一度くりかえすぞ。 礼儀や作法は、二の次だ!
一番大事なのは、「あの人はどうしているかなあ」と思うきみの気持ちを「手紙」という形にして届けることだよ。
だって、手紙をもらうのは、ものすご〜く、うれしいことだからね!