外に出て、感じてみてほしい。
ありとあらゆる命が、生きようとしているその熱量を。
いっせいに開いた桜の花が。
花壇をいろどるパンジーが。
夕暮れに飛ぶ鳥たちが。
葉先の羽虫が。
川にきらめく魚が。
ケンカする猫たちが。
土くれの中の小さな生き物たちが。
われさきに、
生きようとするその熱量を。
生きる、生きる、生きる。
食べて、大きくなって、つがいとなり、命をつなぎ。
生きる、生きる、生きる。
強く、熱く、ただ一心に生きようとするその姿に、
圧倒される。
純粋な命の熱量は、きっときみにも、生きる力をあたえてくれる。