イヤと言えないきみが本当にほしいもの

イヤと言えないことに悩んでいる人は多い。

なぜイヤと言えないんだろう。
誘いを断ったら。
「やな感じ!」と嫌われてしまうかもしれない。
「せっかく誘ったのに悲しい」と思うかもしれない。
「もう二度と誘わない!」と怒ってしまうかもしれない。

それは、相手に嫌われてしまうことが怖いからだ。
相手を悲しませたくないからだ。
相手を怒らせたくないからだ。

相手の気持ちが大事だから。
自分よりも相手を大事にしているから?

本当にそうかな?
相手の気持ちを自分の思うとおりにコントロールしたいんじゃないかな?

「あなたの思う通りにしているんだから、わたしの思う通りのあなたでいてね」と。
機嫌良くさせて、自分のことを好きにさせて、自分が思う通りの相手でいるように。

だけど。

それができないってことが、いろんな経験をつんでいくとだんだんとわかってくる。

いくら相手の思う通りにしても、相手は自分の思う通りにはならない。
相手は変わらない。変えることはできない。

何度も経験して、失敗して、イヤな思いをして、半分あきらめの境地になって、気づくんだ。

相手の気持ちは相手のもので、自分の思う通りにはならないって気づくと、言えるようになる。
イヤと言えなかった人が、イヤだって言えるようになる。

イヤと言えない人がほしいのは、自分の思う通りになる相手だ。
それが手に入らないって心からわかったら、イヤと言えるようになる

そして、イヤと言えるようになったとき、なんだかんだ文句いいつつそばにいてくれる友達は、きっと本当の友達だよ。
そうしたら、一番ほしかったものは、自分の思うとおりになる人間なんかじゃなかったことに気づくんだ。

イヤと言えないきみ。
きみが本当に欲しいのは、本当の友達。
何でも言い合える、対等な友達。

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この記事を書いた人

「フリースクールの先生をしてる、マナコだ!
28歳! 独身! 男!
言いたいことはひとつだけだ!
オレの生徒は、死なせない!
なにがあっても! 絶対に!
君ももちろん、オレの大事な生徒だ!」

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