オレが時々してる遊びなんだけどね。
めっちゃ、きくんだよ。
簡単だよ。目を閉じて、想像するだけだ。
「オレは今、すごく年を取って、もうすぐ死ぬところだ。
歩けないし、食べられないし、話すこともできない。
痛さや辛さももう感じない。
命が終わるのを待つだけだ」
って、想像する。
ただ頭で想像するだけじゃなくて、本当に今、そうなんだって、思うんだよ。
死にかけている自分をリアルに感じるんだ。
痛くなくても、つらいよな。さみしいよな。
もっと何かしたかった、って思うよ。
おいしいものも食べたかったし、
会いたい人もいたし、
言いたいこともあったよ。
なんであの時できなかったんだろうって思うよ。
今は年を取ってしまって何もできないけれど。
あの時ならできたはずなのに。
できたのに。
あれもこれも。
できたのに、なんでしなかったんだろうって。
そう、心の底から思う。
そして、目を開ける。
さっき想像の中で思っていた、「あの時」のオレに戻るんだよ。
そしたら、
何だってできそうな気がしてくるよ。
何だってできるさ!
今この時のオレならば。
こんな遊びだよ。
きみも時間があったら試してみるといいよ。
どっからか、不思議なくらい、すごい力がわいてくるからね。




