矛盾してる、と思ったとき

何でもつきとおす矛(ほこ。やりみたいなものだよ)があったんだ。
絶対に何もとおさない盾(たて)もあったんだよ。

矛があるなら、盾はないし、盾があるなら矛はない。
どっちかが、間違ってる。
だから矛盾。

でも。
世の中には矛盾がいっぱいある。
いや、矛盾だらけだ。

なぜかというと、「正しい」は、ひとつじゃないからだよ。

たとえば何の仕事をすればいいか考えてみよう。

お金がたくさんもらえる仕事を選ぶ人がいる。
お金より、やりがいがある仕事を選ぶ人もいる。
できるだけ楽な仕事がいいと思う人がいる。
かっこいい目立つ仕事がしたい人がいる。
目立たない仕事がしたい人もいる。
仲良しと同じ仕事がいいと思う人もいる。
人とは違う仕事がしたいと考える人もいる。

どれも正しい。

そして、自分自身の中にも矛盾はある。

仕事を選ぶときに考えることぜんぶ、一人の人が思っているかもしれない。
仕事をしたいと思いながら、仕事はしたくないと思っているかもしれない。

人は矛盾している。
世の中は矛盾している。
世界は矛盾だらけだ。

矛盾があると、むずむずする。
落ち着かないし、イライラするかもしれない。
ムカついてくる。

一生、イライラしながら生きていくよりは、楽しく生きていきたいよな。
だったら矛盾を楽しんでみたらどうだろう。

あーあ!何だかなあ!って思ってみる。
あっちもこっちも、選べないよ、って言ってみる。
笑っていい。
やけくそで笑ってもいい。

矛盾だらけの世の中を生きていこう!
笑いながら、生きていこう!
ムカつきながら笑いながら。
だって、矛盾しててもいいんだからね。
それが、生きてるってことだろう?

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この記事を書いた人

「フリースクールの先生をしてる、マナコだ!
28歳! 独身! 男!
言いたいことはひとつだけだ!
オレの生徒は、死なせない!
なにがあっても! 絶対に!
君ももちろん、オレの大事な生徒だ!」

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