自分にできることと、できないこと

できないことができるようになるのは、うれしい。
子どもはそうして、発達していく。
でも、発達って、できないことができるようになるだけじゃないんだよ。
できたことができなくなる。
それも発達だ。
小さい頃は誰にでも話しかけていたのに、大きくなったら、人に話しかけるのが怖くなった。
低学年のときは変顔でみんなを笑わせていたのに、高学年になったら恥ずかしくてできなくなった。
学生のときは朝までオールで遊んでいたのに、大人になったらできなくなった。
人は変わってゆく。
変わってゆくことを、発達というんだよ。
できることと、できないこと、が少しずつ変わっていく。

誰だって、いつだって、できることと、できないことがある。
それが自分だよ。

できないことができるようになるのはうれしいけれど。
自分を追いこむことになりやすい。

なんとかして、できるようにしなくちゃと考えるとつらくなる。
今、自分にはできることと、できないことがある、と考える方がいい。
そして、できないことを、どうクリアしていくかを、考えよう。

朝おきられないなら、目覚ましを3こかける。
忘れ物をなくせないなら、ふせんメモを使う。
お料理ができないなら、お弁当を買う。
できないことが、できないままで、どうしたら、うまくくらしていけるかを考えよう。

人は一生、発達していくのだから。

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この記事を書いた人

「フリースクールの先生をしてる、マナコだ!
28歳! 独身! 男!
言いたいことはひとつだけだ!
オレの生徒は、死なせない!
なにがあっても! 絶対に!
君ももちろん、オレの大事な生徒だ!」

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