いじっぱりで損してると思う人、けっこういると思う。
そのときは気づかなかったりする。
自分は正しいって思ってる。
でも、あとから思う。
「あのときの自分、いじっぱりだったかな」って。
意地(いじ)っていうのは、仏教の言葉なんだよ。
心のはたらき、自分っていう意識が生まれる場。
心ってなんだろう。
目にも見えないし、さわることもできない。
変わりやすいもの。
それを無理に通そうとするとき、意地になる。
意地をつっぱると、いじっぱりになる。
気づいたら、力を抜けばいい。
いじをはって、言い過ぎた。
やり過ぎた。
無視した。
あやまれなかった。
かたくなに、つっぱりすぎて、誰かを傷つけてしまった。
そしたら、気づいたそのときに動けばいい。
動いたら力が抜けて、
素直になれる。
心がやわらかく、ふんわりと軽やかになる。
気づいたときはもう直っているよ。
心ってそのくらい変わりやすいものだからね。