きみにも、
「親に言えないひみつ」
きっとあるだろう。
きみが小学校高学年、そして中学生以上だったら
かならず、ひとつやふたつ、あるはずだ。
それでいい。
言えない理由は、
親におこられるから、とは限らない。
恥ずかしいから。
親を心配させたくないから。
なんとなく……。
それはきみが、
大人に近づいてきているしるしだ。
親に言えないひみつがあってもいい。
そして、保護者の方は、
子どもが「言えないひみつ」を持っていると知ったら、
ちゃんと成長しているんだって安心してほしい。
知っていても、そっと見守ってあげてほしい。
うん。
子どもがひみつだって思っていることって、
実はとっくに、
親にはバレてるんだよな。
そういうものだよ。
だから、それでいいんだ。