悩んでいるときっていうのは、その「悩み」の真ん中にいる。
もうどうにもならない…って思うようなときは、足の先から頭の先まで、どっぷりつかってしまっている。
右を向いても左をむいても、悩みしかない。
抜け出す道もない。
自分自身の存在が悩みのもとだ。
自分さえいなければ……、となってしまう。
悩みから抜け出すには、いったん、悩みから離れなくちゃいけない。
そうすれば、他人の目で、悩みを見ることができる。
ああ、こんなことだったのか、って思う。
世の中に、よくある悩みだ。
なんとかなりそうだって見えてくる。
悩みから離れるには、全然違うことをしてみるのもいい。
とりあえずご飯をゆっくりかんで食べるのもいい。
誰かに悩みを話してみるのもいい。
悩みを紙に書き出してみるのもいい。
そうすることで、いったん、離れることができる。
悩みから離れるっていうのは、悩みを「客観的」に見るってことだ。
そうすれば、悩みの中に飲み込まれていたときには見えなかった、抜け出す道が見えてくるんだよ。