家族にできること– tag –
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自分を決めつけないで!
人は変わらない。でも。自分は変われる。 自分以外の人を変えることはできない。でも。変わろうと思えば、自分を変えることはできる。 自分は○○ができない、苦手って思うことがあるかもしれない。計算が苦手。勉強が嫌い。人とうまく話せない。 自分は計算ができない人自分は勉強ができない人。自分は人が苦手。そんなふうに決めつけないでほしいんだ。決めつけたら、「そういう自分」になっていく。自分がどうありたいか、決めるのは自分だからだ。 そして、なによりも。自分を変えてきた人をたくさん見て来たよ... -
「自分も同じ、わかる!」がダメな理由
イジメや不登校、病気や障害や金銭問題、何かしらのトラブルに苦しんでるとき。自分はひとりじゃないと知ることが、大きな力になる。医者や専門家のアドバイスより、同じ体験をした人からの言葉と共感に、心がいやされる。同じ悩みを持つ人達のグループ「ピアサポート」もある。 だから、同じ体験があると、相手をはげましたくて「自分も同じ、分かる!」と言いたくなる。 でも、ちょっと待ってほしい。相手の苦しみは、「誰とも違うその人だけのもの」だ。簡単に「分かる」と言ってはいけない。 そもそも、似たよ... -
ゆるく生きよう
完璧には、永遠にたどり着けない。 地球上に完璧な黒はない。完璧な黒は、すべての光を吸収してしまうブラックホール。 完璧な白もない。一点の汚れもない完全な白は、理論の中にしか存在しない。 人も自分も不完全だ。 人に完璧を求めると、つらくなる。決してかなわないから。 自分に完璧を求めると、苦しくなる。絶対に達成できないから。 完全な世界は頭の中にしかない。みんな、何かに向かう途中にいるんだよ。 不完全なこの世界で、自分なりの理想を目指して進んで行こう。マイペースに。ゆるく。 -
子どもが悪いことをしたとき
保護者の方へ 子どもが悪いことをしたとき。ウソをついたとき。物を無くしたとき。盗ったとき。壊したとき。誰かを傷つけたとき。自分自身を傷つけたとき。 悪いことをしてしまった、と言えたら大丈夫。間違いを認めることができた子どもは必ず、立ち直っていくから。 保護者の役割は、子どもを追い詰めることではなく、子どもの生きる力を育てること。だから、悪いことをしてしまった、と子どもが認めたら、いっぱい、ほめて。たくさん、ほめて。 自分が間違っていると認めるのは、どんなに怖かったか。どんなに... -
たくさん失敗しよう!
子どもは失敗していい。失敗すれば、何がいいのか悪いのか、体で分かる。失敗すれば、やり直すことを学べる。失敗したからこそ、成功を心から喜べるようになる。 失敗から学ぶことはたくさんある。 子どもは失敗していい。失敗しても責任をとらなくていい。失敗しても恥ずかしくない。失敗しても、何度でもやり直せる。 14才以下の子どもが罪にならないのは、まだ責任能力がないからだ。自分の行動に責任を持つのは、大人にならないとできない。 失敗をこわがらなくていい。子どものうちに、たくさん失敗する方が... -
家族がめんどくさいと感じたら
思うことがあるかい?家族がめんどくさいって。 家族って、うざったい。近いからだよ。 家族って、重たい。近いから。 家族ってややこしい。近いからだ。 家族って。一番近くにいる人。あくびする口の中が見えるくらい、耳毛が生えてるのが見えるくらい、爪切りも歯みがきも見たいものも見たくないものも丸見えなくらい、近くにいる。 近いから、めんどくさいんだ。面倒と安心はセットなんだ。 はなれてもいいんだよ。いつかはなれていくものなのだから。 家族と自分。ちょうどよい距離でいられるといいな。 -
家族となかよく……なくてもいい
家族は、一番近くにいる人だ。親、兄弟、一緒に住んでる、おじいちゃん、おばあちゃんも。夫や妻は選べるけれど、親や子ども、兄弟は選べない。 好きになって結婚した妻と夫だけでなく、家族みんなが、なかよしだったらいいな。お母さんとお父さん。子どもも兄弟も、みんななかよしだったらいいよな。 でも、好きになって結婚した妻と夫も、うまくいかないこともある。キライになってわかれてしまうこともある。たまたま一緒の家族になった、親と子、兄弟。なかよくなれたらいいけれど、なかよくなくても、しかた... -
怒らず、しからず、どうすればいい?
子どもを育てる親、新人教育をする指導者、後輩を世話する先輩。子どもや新人や後輩が失敗したり、間違ったとき、どうする? 怒る、しかる……どちらにも、強く注意するという意味がある。 「お前は失敗したのだ」と。失敗した人に伝えることに、どんな意味があるんだろう。 自分が失敗した、と気づいていないなら別だ。間違っていると、分からせることは大事だからだ。 もし小さい子がおもしろがって、動物を棒でたたいていたら。分からずにしていたら。生き物を痛めつけてはいけないのだと、強く注意する必要があ... -
家族とまわりの人にできること
引きこもりや、うつ、不安、いろいろな問題をかかえた人がいて。家族や、学校の先生、スクールワーカー、カウンセラーなど、少しでも本人の力になりたいと思う人たちがいて。できるかぎりのいろんなことをしてみて、相談して、病院に行って、問題について学んで、それでも。どうにも問題が解決しないときがある。 できることはしつくして、もう万策つきてしまっても。最後にひとつだけ。できることが残ってる。 それは、待つことだ。 問題を抱えたその人が動くのを。状況が変わるのを。時間が過ぎるのを。 じりじ... -
落ちこんでいる人をはげましたいとき
誰かを元気づけたいと思うとき。はげましたいと思うとき。 落ちこんでいるその人に。悲しんでいる人に。何かいい言葉をかけたいと思う。 心に響く言葉。魔法のように元気づける言葉。話すことで、笑顔になって、歩き出していけるような。 でもそんなときほど、何も言葉が出てこない。 そういうときは、ただ「ああ」とか「うう」「むむ」とか言っていればいいんだよ。 思わず、口からこぼれてしまう、言葉にならない音。それこそが、そのままの心の音だ。 その人を想う気持ち。はげましたい、力づけたい、でも何も...
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