うつ状態の人に、どう声をかければいいか

うつ状態の人には、「がんばって」と言わないほうがいい。

「これ以上もうがんばれない」と、心折れてしまうかもしれないから。

はげまし、力づけたいとき、なんと言えばいいんだろうか。
どんな言葉が、ふさわしいのだろうか。

いろんなハラスメントでも、言葉選びが問題になることがある。
たとえば相手をほめるつもりの、「美しい」という言葉が、セクハラとなる場合がある。
そのつもりがなくても、言葉が相手を傷つけてしまうことがある。

どんな言葉も、人を傷つけてしまう可能性がある。

だったら、何も言わないほうがいいのだろうか。

何も言わなければ、傷つけることもないけれど、はげまし、力づけることもできない。

人と人の関係には、ただひとつの正解はない。

同じ「がんばって」という言葉が、誰かにとっては苦痛で、はげましになる場合もある。

マニュアルはない。
その一回一回ごとに、その相手のひとりひとりに、全身で、全力で、生身で、向き合うしかない。

傷つけてしまうかもしれない。
傷つけられるかもしれない。

誰かと真剣に向き合って発する言葉には、強い力がやどる。

言葉は武器で、言葉は万能薬だ。

正解はない。
誰もが間違う。

間違うことをおそれるな!

間違いながら、言葉は磨かれてゆくんだ。

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この記事を書いた人

「フリースクールの先生をしてる、マナコだ!
28歳! 独身! 男!
言いたいことはひとつだけだ!
オレの生徒は、死なせない!
なにがあっても! 絶対に!
君ももちろん、オレの大事な生徒だ!」

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