誰かとなんとなく仲良くなって。
その人のことを「友達」って言っていいのかなって思ったことがあるかい?
その人は「知り合い」って思ってるかもしれない。
ただのクラスメイトや、ただの同僚って?
休み時間に話すのは友達?
ランチを一緒に食べたら友達?
休日に一緒に出かけたら?
どこからが友達って言えるのか、知ってるかい?
恋人なら「付き合おう」って言えばいい。
結婚はもっとハッキリしてる。「婚姻届」を出したら、結婚してるってことだ。
でも友達には、友達宣言も、友達証明書もない。
いつのまにか友達になっているし、一度も会ったことがない、ネット上の友達だってありだ。
友達かどうか決めるのは、自分だ。
もしもその人が友達だと思っていなくても。
自分が友達だと思えば友達なんだよ。
友達かどうかは、自分の心ひとつにかかっている。
心はゆらぐ。迷う。変わる。
だから、友達は離れやすく友情はこわれやすい。
だから、大事に育てていかなくちゃならない。
ずっと友達でいたいなら。
ほうっておくと「友達」じゃなく、「昔友達だった人」になってしまう。
もしそうなってしまっても。
「やっぱりあの人は友達だ」って思うならば、その人は友達だよ。
ずっと会っていなくても。
自分が友達だって思えるならば。
友達かどうかを決めるのは「自分の心」なのだから。