イヤがらせされたとき、ズバッと「やめろ!」と言えたらいいな。
そして、相手が止めてくれたらいいな。
でもそれが言えないときがある。
相手のほうが強かったり、
友達だったり、
誰がイヤがらせしているのか分からないようなとき。
真正面から戦えないときの、対策法を教えよう。
それは、何もしないことだ。
イヤがらせをするヤツは、
きみが泣いたり、怒ったり、苦しんだり、落ちこんだりするのを見たいんだよ。
どんな反応をしても、相手を喜ばせることになる。
反対に何も反応しなければ、相手はがっかりする。おもしろくない。つまらない。
イヤがらせするヤツを、喜ばせるな!
全然なんともない、相手にしてないって顔してやれ!
もちろん本当は、きみは傷ついているし、怒っているし、悲しんでいる。
信頼できる友達にだけ、本当の気持ちをうちあければいい。
反応がないと、
相手は、おかしいな、効いてないのかな、もっとやってやれと思うかもしれない。
それでも無視していれば、勝手に自滅していくんだよ。
イヤがらせした人は、信頼を失う。
耐えたきみは、強さを手に入れる。
きみの勝ちだ。