人は生きるためにウソをつく

ウソは悪い。
誰もが、そう習ってきただろう。

正しいことはいいことで、ウソは悪いこと。
ウソをついてはいけない、と。

本当にそうだろうか?

確かに、ウソばっかりついている人と、いつも正直な人とだったら。
誰だって、正直な人とつきあいたいと思うだろう。
でももし。
「生まれてから1度もウソをついたことがない」
という人は?
人間は誰しも必ずウソをつく。
人にも自分自身にも。
だから、本心からそう言ってるなら、自覚がないだけだ。
でなければ、「ウソをついたことがない」という「ウソをついている」。

人はいくつもウソをつく。

「やってない」というごまかすウソ。
「あいつが悪い」という罪をなすりつけるウソ。
「知らない」と相手に優しくしているように見えて、逃げてるだけのウソ。

でも、本当に相手に優しいウソもある。
「痛くないよ、平気だよ」と強がるウソ。
「気にしてないよ」という気づかうウソ。
「ずっと一緒にいよう」っていう言葉がいつかウソになってしまうこともある。
だからって、
「現時点で未来は確定していないから、これからずっと一緒にいるとは言えない」
と正直に言う方がいいかい?

ウソにもいろいろあるんだよ。
ウソをついたことがない人なんていない。

人は生きるためにウソをつく。
でも
どうせなら、優しいウソのほうがいいよな。

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この記事を書いた人

「フリースクールの先生をしてる、マナコだ!
28歳! 独身! 男!
言いたいことはひとつだけだ!
オレの生徒は、死なせない!
なにがあっても! 絶対に!
君ももちろん、オレの大事な生徒だ!」

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