それは「見捨てられ不安」かもしれない

人間関係がうまくいかない、なぜか壊れてしまう。
好きになった人はいつも自分を傷つけて去って行く……。
そういう人の心の奥には、根深い「見捨てられ不安」がある。

自分のそのままで愛してもらえなかったのかもしれない。
もともと愛情に敏感すぎるのかもしれない。
このままでは、見捨てられる、という不安がいつも心の奥底にある。

だから、好きな人と24時間一緒にいたい。
他の人と親しくなるのが許せない。
相手にしがみつく。
コントロールしようとする。

いつも相手への愛情と、はげしい怒りが心の中で拮抗している。

親しくなった人ともめて絶交して、また別の人と親しくなって絶交して。
長く続く関係を作れない。

関係を長く続けたいのなら。
自分の中にある、「見捨てられ不安」と向き合うしかない。

力を抜いて、落ちついて、深呼吸しよう。
誰も自分を見捨てない。
自分はそのままでいい。

そして、人と「親しくなりすぎない」ようにする。

大親友にならなくていい。
運命の恋人にならなくていい。
仲良し家族にならなくていい。

お天気の話ができればいい。
だまって一緒にいられればいい。
笑って挨拶ができればいい。

人と人はひとつになることはできないのだから。
見捨てられ不安は、ひとつになれない不安。
決して叶うことがない切ない願い。

心の奥の「見捨てられ不安」は消えない。
消すことはできないけれど、離れることはできる。

離れてみれば、「見捨てられ不安」が時々泣いたり、わめいたり、グチったりするのも、許せるようになる。
自分を許せるようになる。
自分のそのままを、愛せるようになる。

そうすれば、人と長く続く関係を作れるようになるよ。
必ず。なる。

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この記事を書いた人

「フリースクールの先生をしてる、マナコだ!
28歳! 独身! 男!
言いたいことはひとつだけだ!
オレの生徒は、死なせない!
なにがあっても! 絶対に!
君ももちろん、オレの大事な生徒だ!」

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