これじゃ、ぜんぜんダメだって思ってるんだね。
もしかして、完璧か、ゼロか、どっちかしかないと思っているのかい?
完璧を目指しながら、どうしてもとどかない。
AでもなければBでもない。
どこにも行けないのに、ここにもいたくない。
そう。
現実世界っていうのはね、中途半端なんだ。
本当のことは、何かと何かの間にあるんだよ。
きみも、みんなも、だれもかれもが、何かと何かの間にいて、どこかから、また別のどこかへ行こうとしている。
だから、だれだって、いつだって、完璧とゼロの間。
それでいい。
それが生きているってことだからね。
いいんだよ。
真実は、何かと何かの間にあるんだ。