生きる理由が分からなくなってしまったら


生きる理由が分からなくなってしまうときがある。

生きるのがつらくて苦しいとき。
誰からも必要とされていないと感じるとき。
これ以上生きていても、なんの意味もないと思えるとき。

そう、意味は、ない。

意味がないのに、生きる理由なんてあるのだろうか。

ある。

生きたがっているからだ。

生命は、生きようとする。

一つ残らずすべての生命は、生きたがっている。

生きる意味を必要としているのは「脳」なんだ。
身体は、意味なんて必要としていない。

毎日髪や爪が伸びる。
傷は自然にふさがっていく。
心臓は一時も休まず脈打ち、細胞は分裂し、更新され続ける。

きみという生命は、生きたがっている。

生きる。生きる。生きる。

それが、存在意義だ。

身体はただただ、生きたがっている。

もしも、生きる意味が分からなくなってしまったら、考えるのをやめて、身体の声に耳をすましてみよう。

皮膚に触れ、脈を感じ、息を吸って吐く。

それが、命。

それが、生きる理由だ。

だから、生きよう。

生きていこう。

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この記事を書いた人

「フリースクールの先生をしてる、マナコだ!
28歳! 独身! 男!
言いたいことはひとつだけだ!
オレの生徒は、死なせない!
なにがあっても! 絶対に!
君ももちろん、オレの大事な生徒だ!」

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