クライマックスはまだまだ先だ

それは、生まれたときに、ひとり1冊、わたされる物語。

それぞれにちがう場所からスタートする。
どんな両親の元に生まれてくるかは選べない。
身体のスペックも選べない。
最初は、与えられた身体になじむので、精一杯だ。

ようやく身体になじんできたら、少しずつこの世界が見えてくる。
楽しいこともあるけれど、面倒なこともある。
嬉しいこともあるけれど、悲しいこともある。
良いヤツもいて、嫌なヤツもいる。
この世界は、複雑怪奇だ。
冒険しながら、物語は進む。

さらに物語は分岐点に進む。
右に進むか、左に進むか、選ぶことができる。

その先には、ミッションがあり、受けることも、パスすることもできる。
いくつかの分岐点を通り、ミッションをこなしつつ、物語は進んでいく。

やがて、物語がクライマックスに近づくと、
ときあかすべき謎が見えてくる。

ネタばれしない程度に伝えておこう。
自分がどこから来て、どこへ行くのか。
「クオ・ヴァディス?」
なぜ自分が生まれてきたのかを知る。
それが、「自分という物語」のクライマックス。

数々の苦難を乗り越えて、必ずハッピーエンドで終わる物語。
それが「自分という物語」なんだよ。

クライマックスはまだまだ先だ!

きみの物語を、いつか聞かせて欲しい。

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この記事を書いた人

「フリースクールの先生をしてる、マナコだ!
28歳! 独身! 男!
言いたいことはひとつだけだ!
オレの生徒は、死なせない!
なにがあっても! 絶対に!
君ももちろん、オレの大事な生徒だ!」

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